数学が苦手な中学生のための
反撃の数学
中学1年数学:一次方程式


【44】移項とは【理由と教え方】










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中学1年数学の一次方程式の項目のところから登場する「移項」という計算方法。

左辺から右辺(もしくは右辺から左辺)に符号を変えて数を移す。
これが移項だと覚えている子は少なくないと思います。

しかし、漫画で紹介している通り、そもそもなんで移項なんてことができるのかを知っておかなければなりません。

それを知らないと、それはただの暗記であり、数学になじまない考え方だと思います。

移項ができる理由。

それは漫画での教え方の通り、「等式のバランスをとってさえいれば、左辺や右辺に好きに数を足したり引いたりしていい」というのが理由です。

例えば

xg+30g=55g

「ん〜、左辺の30gが邪魔だな〜」と考え、イコールを崩さないために、

xg+30g-30g=55g-30g

と両辺に-30gをするわけです。

これを計算してみると

xg=55g-30g

となることがわかります。

あたかも左辺から右辺に符号が変わって移ったように見えるけど、その正体は、両辺に同じ数を足したり引いたりしたものが正体だったというわけです。

この移項の教え方はよく天秤が使われると思います。

しかし、僕の場合は漫画で紹介した通り、おまんじゅうで説明した方が伝わりやすいかなと思います。

両の拳をにぎるだけで、おまんじゅうが2個完成する手軽さもあって、スピーディに教えられますし。

なお、移項は足し算・引き算にだけ使われる計算方法です。
数学が苦手な子で、かけ算(例えば3x=9)の場合でも移項を使って解こうとする場面が見られますけど、それはできないことに注意です。


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